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不登校からチャンピオンへ、ギフテッドを育てるママへ贈り物

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ゼブラママのストーリー

ギフテッドの息子を不登校から進学へ導いた。

 

 

ママ、なんで僕を産んだん?こんな苦しい思いしなアカンのに。

7年前、不登校になってしまった息子がこう言葉を吐きました。ベルギーの長い冬が終わり、少しずつ陽が長くなり春を感じる頃、そんな外の気候とは反し、息子と私の気持ちはどん底でした。

小さい頃は勉強しなくても良くできた息子の学力が低下したのは中学2年生の頃、ここベルギーの学校は一年ごとの学年末試験に合格しなければ進級できないシステムで、

息子は中2を落第してしまいました。

予期していなかった結果に息子自身も、母親の私も、何が起こったのかわからずパニック状態でした。

あんなに独創性があった賢い息子に能力が無いわけがない、何かがズレてしまったと色々調べるうちに、ある著書に出会いました。そこで、高いIQを持っていても学業についていけなくなるギフテッドチルドレン、ゼブラの存在を知ったのです。

予想通り、息子はギフテッドと診断されました。

能力が低いわけでないことを知って安心したものの、これという解決法がなく息子は毎年中学3年に進級できないまま、もっと簡単な学校へ、又さらにレベルの低い学校へと毎年転校しました。

こうなったらもうどんな学校でも仕方がないと開き直り、とにかく学校に行かせなければと思う気持ちでその頃は私もまだ必死になっていました。

朝から豪華なお弁当を作っては学校に通わせようとしてみたり、頭が悪いはずはないのだから何とか学習させようと、家庭教師をよんだりして四苦八苦していました。ここで諦めてはダメと抵抗し続けていたのです。

それでもどうにもならないまま月日が経ち、何をしても扉が閉ざされていると感じた息子は最終的に疲れ果ててしまい、

不登校になってしまったのです。

最期の日は期末テストを受けたくないと拒否する息子を学校まで車で送りました。「こんな学校のテスト、何の意味もない。僕の人生はもう終わってる。」と全てに意味を見失い、息子は校門の前で泣き崩れてしまったのです。

息子自身も辛かったでしょうが、私自身、母親として何もしてあげられない無力と

私のせいだと思う罪悪感で、身も心もボロボロでした。

不登校になって部屋に引きこもってしまった彼を見て、落ちるところまで落ちた、これ以上バタバタしても仕方がないと漠然と静止してしまいました。全ての力を使い果たしてしまった疲労感に打ちひしがれながら、頭の中で自問自答を繰り返しました。このまま私も鬱になって親子で引きこもる?どうする?

その次の瞬間に、今まで学んだキネシオロジーの教材を全て引っ張りだして、自分自身で使えるテクニックを片端からチェックしていました。できるだけのテクニックを自分自身に試してみよう、私だけでも生き残れれば何とかなるかもしれない。壁に打たれて跳ね返る球のように、身体だけが動いていたのです。

「苦境に負けない、新しい自分にリセットする方法!」

と自作のマインドトレーニングを開始しました。何も考えずただ毎日続けてみよう、とにかく他に方法がないんだから。

トレーニングの内容は、息子のことでストレスを感じたシチュエーションを一場面一場面と思い出して、そこで感じるネガティブな感情が何であるかを明解にし、その後テクニックを使って解消するというものでした。

早くも3週間程して、あれっ?と思う瞬間があり自分自身がリセットされ始めているのを感じました。倒れないように抵抗していた身体の突っ張りみたいなものがスーッと抜けていくのが感じられたのです。背中とふくらはぎの緊張感がもうない!

続いて、自分の無力を恥ずかしいと思う気持ち、息子に対する罪悪感、それからエリート教育に対する執着、それら全てから解放されていることに気付いたのです。

期待や執着を手放すとはこういう感覚なんだ!とわかると不思議とエネルギーが戻ってきました。そして、どこからか勇気が湧いてきて、今はこんな状態だけど神様は見放さないだろうと、何の因果もないけれど

未来を信じる力が湧いてきたのです。

それでも息子は一日中自分の部屋に引きこもっていたのですが、私は仕事を続けました。自宅の一部がセッションルームでしたが、自己マインドトレーニングのおかげでお客さまへの施術中も気持ちが揺らぐことなく仕事に集中することができました。

毎日夕方4時頃部屋から出てきて、「今日も何もしなかった。何の為に生きてるんや。」というのです。従来なら罪悪感と不安でつぶれそうになったのでしょうが、心の中に「そのうちどうにかなるよ。」という確信が芽生えていました。

そして、何処からきたアイディアか、「3年寝太郎っていう日本昔話があって。。。」と息子に話し、「大丈夫やよ、大したことないよ3ヶ月ぐらい、まだまだゆっくり寝とき。」と言っていまいた。

「気分が落ち込みすぎて苦しい。」と言われた日は、「辛いんやね、何かできることあったら言って。」とかなりクールに答えている自分にびっくりしました。

そういう日は夜に外出の予定があってもキャンセルし、友人との約束を断って子供を優先することに何の罪の意識もありませんでした。 私の事情を把握していない人から批判されても、子供を優先すると決めている心はブレることがなく、緊急事態にはいつも子供のそばにいてあげることができました。

私の気持ちが安定して穏やかになったのと同時に、張っていた家の中の空気も、滝に清浄されて透き通った空気に入れ替わったように感じられました。

そして4ヶ月後、遂に変化が!

夕方散歩に出かけて帰ってきた息子が突然「空手、習いに行っていい?」と言い出したのです。すぐ傍の公園で出会った青年が空手教室に通っていると聞いて、自分も行きたいと。

それからは週4回、一日中寝ていても夕方には起きてきて空手教室に通うようになりました。ボコボコの傷だらけで帰ってくるのですが、少しずつ気分が落ち着いてきているようにも感じました。

そして、夏が終わってこちらの新学期が始まる頃に、

「僕、もう一度学校に戻る。」

「空手の先生が高校ぐらいは卒業しろっ!ていうから。」それは奇跡的なことでした。息子が学校教育で傷つけられ、あれだけ嫌っていた、先生や大人達の意見。どこかで気持ちが変化し、それを素直に聞き入れることができるようになっていたのです。

進級できなくなってから2年と不登校で1年、合計3年も遅れていて、3歳も年下の生徒がクラスメートになること、息子が一般教養の科目に興味を持つことは難しいことを見込んで、高卒認定試験を受けるための予備校に行かせることに決めました。苦労することにはもう意味がないと、とにかくショートカットを考えよう。

それでもこれまで失敗の経験がほとんどだった彼が、もう一度試験勉強をすることは安易なことではありません。予備校の1日目に震えて帰ってきたことを今でもはっきり覚えています。「難しすぎる、ズーッと席に座ってるの難しすぎる。」

私は至って落ち着いていました。「時間かければいいやん。何もいい点取る必要ないんやから、合格点ギリギリで行こう。」とハードルはとにかく低く設定。

息子は「これだけはやる。でもこれ終わったら、机に座る授業は生涯二度と受けへん。」と、また大袈裟でした。

勉強の目的がはっきりしているのが良かったのでしょうか、予想外に、かなり速いテンポで第一次、第二次と合格し、

4ヶ月後には、高卒認定書を取ることができたのです。

認定証はともかく、私は息子が最後まで頑張って達成したことに大きな喜びを感じました。これをきっかけに少しずつでも自信を取り戻してくれることを願いました。

そして、「よくやったね!本当におめでとう。」と嬉しさのあまり息子に3日ほど「よくやったね。」「ホンマによくやったね。」と一日中言い続けました。

そうしたら4日目に息子がこう言ったのです、

「ママの方がおめでとうやで。よくやったのはママの方やよ。」

この言葉は一生涯忘れないでしょう。本当に報われるとはこういうものです。ひとつ山を乗り越えたと同時に、息子は人の気持ちがわかる優しさをも取り戻したのです。

そしてこう続けました。

「僕、大学行くわ!」

「おじいちゃんと同じ、建築学科に。」
… 机に座る授業は生涯二度と受けへんと言っていたのに。

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Reader Interactions

Comments

  1. ZebrA Mama says

    2019年5月7日 at 4:04 PM

    サリーさん、励ましのお言葉、ありがとうございます。♡
    今度『イルカと泳いだ』体験談のシェアを是非お願いします。

  2. サリー says

    2019年5月7日 at 3:18 PM

    トモエさん 感動のストーリーですね 同様な体験をした いている沢山のパパ ママ ファミリー
    コミュニティーのサポートで活躍してください活躍してください

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代表者プロフィール

永田ともえ:
ベルギー王国ブリュッセル在住、自然療法キネシオロジーの施術者として多忙な毎日を過ごしながらも、インド音楽とインド舞踏、ヨガ、美術館巡りなど、多趣味のエンジョイ派。不登校の息子を大学進学、また空手世界チャンピオンへ導いた経験をもってインディゴゼブラを運営している。
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